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  • 創作童話その8 おわりのないゆめによせて
    創作童話「おわりのないゆめ」をご覧下さった皆さま、ありがとうございます。


    僕は16歳の時まで、父方の祖母と同居していました。
    祖母は、世間一般のおばあちゃん像とは少し離れた位置にいる人でした。


    僕が小学生の頃、土曜日の夜に「オレたちひょうきん族」を見たいけれど、両親は野球中継を見ている。
    なので祖母の部屋に行って、「ひょうきん族が見たい」と言ってチャンネルを8に回すと、「なにすんだよぉ!」と僕を押しのけて、チャンネルを6に戻し、それまで見ていた「8時だョ!全員集合」に見入ってしまう。
    そんな、譲らない人でした。


    僕が10歳くらいになると、祖母の認知症が始まり、徐々に在宅介護にシフトしていきました。
    記憶が薄れ、孫である僕が誰だかわからなくなり、母の名前を忘れ、しまいには9人きょうだいの末っ子として可愛がっていた父にさえ「あんた、誰?」と言うようになりました。


    それとは裏腹に、気の強さだけは失われることがなく、祖母の就寝前におむつをはかせても、はき心地が悪いからなのか、朝両親が起床した頃には常におむつを外していて、布団が濡れていました。
    穏やかだった両親が、毎日のように発狂したような怒鳴り声をあげていた空気感は、今も忘れることができません。


    そうして僕が16歳の3月、濡れた布団で体を冷やした祖母が肺炎を悪化させ、90余年の歳月に幕を閉じました。
    人生で一度も風邪をひかなかったことが自慢の祖母が、人生で初めて患った病気らしい病気で、いともあっさりと逝ってしまいました。


    祖母が自発的に僕に残したものは何もなく、10歳から16歳という年頃に、介護でくたくたに果てた両親に対して、自分の気持ちをほとんどぶつけることができなかった「心のしこり」が、僕の中に今も残っているような気がしています。


    自分の話が長くなってしまいましたが、僕が「世代間の伝承」をテーマにした話を書く動機となっているのは、「祖母が自分に残したものは何だったのだろう」という問いかけや、「自分は子孫にできるだけ多くの何かを残してあげたい」という願い、から来るのかも知れません。


    「おわりのないゆめ」では、おばあちゃんがよう子に、いつまでも継いでいける歌を残しました。
    いつかの過去記事でも書きましたが、歌は心を動かし、そして反対に心を支えてもくれます。
    心が旅に出ることもできますし、心が笑い、泣き、震わせることもできます。
    誰かの人生の線路を、別の方向に換えることもできます。


    あなたの心を動かした歌は、どんな歌ですか?
    あなたの心を今も支える歌は、どんな歌ですか?


    あなたにとって、そういった振り返りのきっかけにでもなれば幸いです。
    そして、歌が大好きな奥さんと長男と、これからもいろいろな歌を歌って、長男にたくさんの心の風景を眺めるきっかけを贈れればと思います。


    これからも時々ですが、創作した童話(児童文学)を披露していきますので、お時間があったらおつきあい頂けると幸いです。
    ありがとうございました。
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    [2014/06/18 00:00] 創作童話 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 創作童話その8 おわりのないゆめ その7
     くりかえし、くりかえし、よう子は、おばあちゃんの歌をききました。
     よう子は、思い出しました。
     おばあちゃんの、ひざの上に頭をのせて、この歌をなんかいも、聞いたことを。
     見上げたおばあちゃんの笑った顔を見て、よう子が心のそこから安心したことを。


    「おばあちゃんが作った歌だったのね。ほかの人が知らないのも、無理はないわ」
     そう言いながら、ママがよう子に、ほほえみます。
    「やっと、思い出せたよ。とっても、いい歌だね!」
     よう子も、笑顔をうかべます。
    「よう子のために作ってくれたのだから、これからも、大事に歌っていこうね」
    「ママ、これは、よう子だけの歌じゃないよ」
    「え?」
    「ママのおなかに、赤ちゃん、いるんでしょ?」
    「よう子…気づいていたのね…」
     ママがおなかに手をあてて言います。
    「赤ちゃんのなまえ、きまってるの?」
    「まだよ。男の子だったら『たろう』かな。女の子だったら、何がいいかしら…」
    「じゃあ、もし『たろう』が生まれてきたら…ママ、聞いてね」


     このほほえみ げんきなこえ
     みんなでずっと まっていた
     ながいあいだ ままのなかで
     みんなにあうひを まっていた


     つかみなさい ひろがるみらい
     ゆめみたぶんだけ
     たろうのにじは あざやかにうつる
     はばたきなさい もっとそらたかく
     えがいたぶんだけ
     たろうのうみは うつくしくひかる


     ながいときのたび
     なきさけんでも うごきをとめて
     たろうのせなかをおすなかま
     ながいときのたび
     いつかめぐりあい てをとりあって
     たろうがせなかをおすなかま


     たろうのたびは おわらない
     たろうのゆめは おわらない


    「『よう子』のところを『たろう』にすれば、『たろう』の歌になるよ!ママ、それでね…」
     ママは、何も言わずにほほえんで、よう子の言葉をまちます。
    「それでね、いつか、よう子も赤ちゃんをうんだら、赤ちゃんの名前で歌ってあげるんだ。それが、よう子のゆめだよ!」
     それを聞いて、ママは目をとじて、何度も、うんうんとうなずきました。
    「おばあちゃん、みまもっていてね!おばあちゃんの歌は、よう子だけじゃなくて、これから、みんなが、ずーっと歌っていくんだよ!」
     よう子は、大きく息をすって、歌いました。


     よう子のゆめは おわらない
     おばあちゃんのゆめは おわらない


    「おばあちゃんとよう子のゆめは、いつまでも、おわらないよ!」


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    [2014/06/16 00:00] 創作童話 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 創作童話その8 おわりのないゆめ その6
     このほほえみ げんきなこえ
     みんなでずっと まっていた
     ながいあいだ ままのなかで
     みんなにあうひを まっていた


     つかみなさい ひろがるみらい
     ゆめみたぶんだけ
     ようこのにじは あざやかにうつる
     はばたきなさい もっとそらたかく
     えがいたぶんだけ
     ようこのうみは うつくしくひかる


     ながいときのたび
     なきさけんでも うごきをとめて
     ようこのせなかをおすなかま
     ながいときのたび
     いつかめぐりあい てをとりあって
     ようこがせなかをおすなかま


     ようこのたびは おわらない
     ようこのゆめは おわらない


    その7へつづく
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    [2014/06/14 00:00] 創作童話 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 創作童話その8 おわりのないゆめ その5
     よう子へ


     よう子が、このてがみをよんでいる、ということは、じぶんで、あのおしいれをあけたのですね。
     よう子が、じぶんで、おしいれをあけるまでは、けっして、あけないように、よう子のパパとママにいっておいたのです。
     いま、よう子は、なんさいですか。
     だいぶおおきくなったのでしょうね。
     おばあちゃんは、4さいまでのよう子しか、みることができませんでした。
     もっともっと、よう子がおおきくなるまで、ずっとみていたかった。
     よう子のうれしいきもちを、たくさん、つつんであげたかった。
     よう子のかなしいきもちを、いくらでも、うけとめてあげたかった。
     それでも、はじめての「まご」にあうことができたから、とてもしあわせです。
     よう子には、おばあちゃんがしっている、たくさんのうたを、うたってきました。
     そのなかでも、とくに、なんかいも、なんかいも、うたってきたうたがありました。
     おぼえていますか。
     そのうたは、よう子がうまれたきねんに、おばあちゃんが、つくったうたなのです。
     だいめいは「おわりのないゆめ」です。
     もし、このうたが、きにいったのなら、ずっとわすれずに、うたいつづけてください。
     よう子がおおきくなるにつれて、このうたが、どんなうたなのか、だんだんわかってくるはずです。
     よう子、じんせいのたびを、いつまでも、たのしんでね。
     ずっと、みまもっています。
    おばあちゃんより


     よう子は、おばあちゃんの部屋にあった、古いラジカセにカセットテープをいれて、「再生」 のボタンをおしました。


    その6へつづく
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    [2014/06/12 00:00] 創作童話 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 創作童話その8 おわりのないゆめ その4
     夜、よう子は布団に入って、心の中でおばあちゃんに話しかけます。
    ―おばあちゃんの歌、よう子も歌いたいな。だからおねがい!もういちど、ゆめの中で歌ってほしい!
     何度もなんども、よう子は心の中で、強く願いました。
     自分がまだ目をさましているのか、それとも眠ってしまったのか、わからなくなったころ、遠くのほうから、かすかに何かの音が聞こえてきます。
     はじめのうちは、鳥のさえずりなのか、人の声なのかも聞き分けられないほどの小さい音です。
     しかし、だんだんと、その音が人の声で、その声は女性の声で、少しがらがらしていて、ようやく、おばあちゃんの声だとわかりました。
     おばあちゃんは、歌っています。
     歌声は、少しずつ、大きく聞こえるようになってきました。そして―

     
    ―はばたきなさい もっとそらたかく


     そう歌うと、おばあちゃんの歌声は、また少しずつ小さくなっていきます。


     よう子が目をあけると、もう外は、明るくなり始めていました。
     そのままよう子は、仏壇の部屋に行って、夢の中で聞こえた部分を歌ってみました。
    ―はばたきなさい もっとそらたかく
    「もっとそらたかく」の歌詞に合わせて上を見あげると、天井の近くに小さな押入れがありました。
    ―あんな高いところに、おしいれがあったんだ…。
     その押入れは、まだ、よう子が一度もさがしたことのないところです。
     背のびをしても、ぜんぜんとどかないので、よう子は台所からイスを持ってきました。
     イスの上に立って、おばあちゃんが使っていた杖の先で、押入れの戸を横にずらしました。
     すると、押入れから何かが落ちてきて、床でこつんと音をたてました。
     よう子は、あわててイスから床におりて、落ちてきたものを手にとりました。
     四角くて、小さくて、軽い何かが、紙でつつまれているようです。
     よう子は、紙をていねいにめくり、四角い何かを取り出しました。
     紙でつつまれていたものは、カセットテープでした。そして、つつんだ紙には、文字が書かれていました。


    その5へつづく
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    [2014/06/10 00:00] 創作童話 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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