限りあるドーナツ屋さん
僕の会社では、ある理由から、仕事場に携帯電話を持ち込むことができません。
よって、仕事場からドアを出て、またドアを出たロッカールームにカバンと携帯がしまってあります。
携帯を見るのは、昼休みやトイレに行く時だけになるのですが、ときどき奥さんが長男の写真をメールで送ってくれます。


ブロックで面白いものを作ったり、外で遊ぶ様子だったり、何かで大笑いしていたり、心がなごむものばかりなのですが、先日ある写真を受け取りました。


↓の写真は、ベネッセの「こどもちゃれんじ」の付録、ドーナツ屋さんのセットで遊ぶ長男。
ドーナツをお皿にのせて、数の観念を理解しましょうという趣旨です。
厚紙でできたドーナツ屋さんの帽子をかぶって、ニッコリ♪
ドーナツいかがですか?
この写真を見たときだけ、普段とは違う、まったく別の感情がわいてきました。


なんだか、涙が出てきてしまったのです。
会社のロッカーという場所だったのに、なんだか涙が出てしまったのです。


楽しく遊んで、ついでに勉強にもなるという素敵なものに対して、
素直に、ありのまま、楽しんでいる
そんな長男の様子を見て、
よくぞこれまで、すくすく、のびのび、育ってくれた
そう見てとることができて、とても嬉しかったのです。


五体満足で生きてくれているだけで素晴らしいのですが、それに輪をかけたように、面白い時には笑う、楽しい時には目を輝かせる、悲しい時には泣く、これ以上素敵なことが果たしてあるだろうか?くらいに思えてきます。


僕は、息子が生まれてから5年もの間、子育てのために音楽活動を休止していたジョン・レノンのことをとてもうらやましく思います。
自分にも、5年間仕事をしないでも衣食住に困らないお金があったなら、絶対子どもと一緒にいます。
あらゆる意味で、生まれてからの5年間は、とても大事な時期です。
その期間に、休日はほぼ一緒に生活できても、平日は夜の短い時間しか会えないことが、とても歯がゆいです。
長時間、会社に行っている暇なんて、本当はないのです。


↑のように、ドーナツ屋さんの帽子をかぶって、心からニッコリ写真に収まってくれる時間なんて、あとどれくらいなのでしょう。
時間がない!と焦った気持を長男に押しつける気はありませんが、後から思い返しても、
「できるだけ長男と一緒にいて、いっぱい喋って、いっぱい笑ったな」
そう思えるくらいにはなりたいです。


そんなことを思いながら、横目に映る長男。
「パパ、あしたはげつようび?また、かいしゃにいっちゃうの?」
「うん、そうだね…」
そう僕に言われてしょんぼりする長男が、かわいくて仕方ありません。
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[2014/09/29 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(1) | @
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  • でかバニアファミリー
    1ヶ月くらい前でしょうか、
    用事があって、奥さん・長男と伊勢丹相模大野店に行ってきました。


    用事が終わって、2Fの催事場をうろうろしていると、
    「シルバニアファミリーのうさぎさんと一緒に写真が撮れる!」
    という催しがあり、ちょうど整理券を配っていたので、もらってみました。


    どうやら、時間になると、うさぎさんの着ぐるみがやってきて、
    1人ずつ写真を撮らせてもらえるみたいです。


    簡易的なうさぎさん帽子をかぶって、待つこと10分ほど。
    係の女性に連れられて、音もなくゆっくりとやってきたうさぎさんは―















    でかバニアファミリー
    で…でかい!
    耳の頂点は僕の身長(176cm)を明らかに超えていたので、
    180以上はあると思われます。


    うさぎさんがでかすぎて、ズームを引かないと全体が収まりません。
    撮る側泣かせです。
    そして当然のことながら、でかすぎて親近感がわかないのか、長男、硬直です。


    他の子も同じだったのか、うさぎさんにしがみつく子はまったくおらず、粛々と撮影は進んでいきました。。。


    僕があえて言うほどのことではないかも知れませんが、ママの平均身長くらいには収めたほうがよろしいかと。
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    [2014/09/25 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(1) | @
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  • 後悔じゃない想像、前を見て走れ 後編
    そんな彼らの表情を見ていると 心が強く疼くんだ
    心が あの頃へ 否応なしに タイムスリップしていく-


    中学 高校 事あるごとに 後悔ばかりしていた
    やるのか やらないのか いつも足踏みして 結局やらない
    その場しのぎの理由をくっつけて 自分を守って また守って


    そのたびに後悔
    やっていれば 今頃こうなっていたのに もっとよくなっていたのに
    そんな考えばかり浮かんで 次こそはやるぞと意気込んでも
    そんな気が失せた頃に訪れる選択の機会で 結局やらない


    大学を出て バイトをしながら小説を書いて 応募しては破れ 応募しては破れ
    いろいろな人から 働きながらでも小説は書けるよ 働いて経験を積んだほうが小説のこやしになるんじゃないの
    そんな意見をくれたけど 言われれば言われるほど意地になって 気づいたら30歳
    あのとき ああしていたら 人生違っていたのに もっとよくなっていたはずなのに
    後ろばかり振り返って人生歩いていたら 前から転がってきたチャンスまで見逃すような悪循環


    周囲がぜんぶ断崖絶壁のような 15戦全敗のような負けきった気分
    親と交わした唯一の約束 30歳になって芽が出なかったら働きなさい
    来る人来る人の不安のため息が足元に絡みつくハローワーク 親に借金までして 職業訓練校へ
    タイミングよく見つけた契約社員の仕事 そして運よくつかんだ正社員の座


    何か少し光がさしてきた そんなとき それ以上に運よく出会うことができた奥さんと 犬のぷりんす
    もう迷うな 思い切れ 結婚する前に建てた一戸建て 
    そして 結婚を祝ってくれるかのように 僕たちのもとへ やってきてくれた長男
    山のようなローンで前が見えないけど でも負けない
    大好きな家族と いつまでも一緒にいたくて 前だけを見て 走っていたら
    いつのまにか 後ろを振り返って 後悔することなんて 忘れていた


    テレビに映る 若い子たちの はじける感情を見て 以前は後悔の気持ちばかりが起きていた
    あの頃に戻りたい 戻れたら別のことをしよう そうしたら人生が変わる
    でも 今は違うんだ


    あの頃に戻って 別の選択をしていたら
    あなたにも きみにも 会えていなかった
    あのとき ああしていたら 別の道をすすんで
    あなたの愛しさにも きみの笑顔にも 会えなかったんだ
    よかったんだ この選択で
    何ひとつ 間違った選択なんて していなかったんだ


    だから今は 過去のことを思い出しても
    後悔なんてしない
    ただ単に どうなっていただろうって
    想像を楽しむだけ


    これからも前を見て 走り続けるよ
    あなたと きみが 僕の背中を押して 応援してくれる
    僕は あなたと きみを いつまでも ひっぱっていくから
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    [2014/09/21 17:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(1) | @
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  • 後悔じゃない想像、前を見て走れ 前編
    ※久々の更新です。
    更新がないにもかかわらず、まめに訪問して下さった方、ありがとうございます。


    2014年9月12日に放送された「第34回高校生クイズ」が、とても素晴らしかったです。
    (ご覧になっていない方、話についていけないと思います。ゴメンナサイ)


    今回から、3人1組から2人1組というチーム編成にルールが変わった途端、男女ペアのチームが決勝に2校も残り、しかもその2校が9対9でともにリーチをかけ、しかもなかなか決着しないという、さながら「新婚さんいらっしゃい」でかつて放送していた神経衰弱の形式でパネルの賞品を奪い合う「ペアマッチ」を見ているみたい(ちょっと違いますね)で、クイズの結果以上に「この2校の男女の、今後の行方は!?」という俗な好奇心まで燃えたぎる、日テレにとっても願ってもない予想以上の展開だったのではないでしょうか。


    全体の内容も、かつて「ウルトラクイズ」をリアルタイムで見ていた方にはたまらないアメリカ大陸横断、そして「○×どろんこクイズ(泥とはいっても、少し濁った池の水程度でしたが)」「マラソンクイズ」「バラマキクイズ(「ハズレ」が出た時トメさんの名セリフと同じ「これを何と読む!」と桝太一アナが言ったのがシビれました)」といった、懐かしい形式もきちんと採用されて、見ていた僕も、久々に得体の知れない脳内麻薬が多数分泌されました。


    負けた学校の悔しさ、勝ち抜いた高校の感情の爆発もしっかりと映し出されていて、自分としては第26回の全国大会決勝で破れて涙をのみ、「また来年戻ってきます」の誓いを有言実行して、第27回の全国大会決勝最後の答え「一蓮托生」で3人の想いを表現して優勝を勝ち取ったK君率いる鹿児島ラ・サール高校以来の感動が押し寄せてきました。


    第28回~32回は知力偏重で、半ば出来レースのようでしたが、やっぱり高校生クイズはこうでなくっちゃ!
    見ているうちに、どこかの高校のファンになって、いつの間にか応援しちゃってるこの感じは、スタジオにこもって、知力だけを競っている様子を見ても、なかなか生まれません。
    ある頃から、勝ってもクスリともしない人がいて、今の若い世代大丈夫かなって心配になったりしましたけど、今回は嬉しさ、悔しさ、焦り、緊張、たくさんの感情を見てとれて、嬉しかったです。


    高校野球や他の高校スポーツと同じように、負けた学校は悔しさにまみれ、特に3年生においてはチームの解散・引退を意味し、最後まで勝ち続けた1校だけが感激の涙、でもチームの解散・引退は同じで、これまでの努力や仲間と過ごした日々が思い出に変わることは一緒で、1人1人に様々な想いが去来したことでしょう。


    まだ日本で全国大会の1回戦を闘っていたときから、自由の女神をバックにニューヨークの乾いた風に吹かれて自分のすべてを炸裂させたときの表情は、明らかにいくつもの殻を破ったように成長していました。


    優勝という結果を得た人は、達成された夢を胸に強く生きて行くのか、はたまたその結果以上の感激を求めてさらに過酷な努力を重ねるのか、それとも燃え尽きて過去の栄光を振りかざして生きるのか…惜しくも破れた人は、何千個も並べ続けたジグソーパズルの、あとたった1つ埋まらなかったピースを求めて飢えた旅を続けるのか、それとも、それはそれで満足して誇らしく生きていくのか…
    一生に一度かも知れない大きな舞台で闘った人だけが味わう緊張や、その後の心の動きを想像するだけで、この世には数え切れない人生のドラマがあるなと思います。


    そんな彼らの表情を見ていると 心が強く疼くんだ
    心が あの頃へ 否応なしに タイムスリップしていく-


    後編へつづく
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    [2014/09/16 01:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 縁日だよ~いらっしゃい♪
    長男は来年の4月、年中(ねんちゅう)からの入園で幼稚園に入園する予定です。
    今は週に1回のプレにかよっていて、奥さんはそこで何人かのママさんとお知り合いになりました。


    昨日9月7日に、近所のママさんと息子さんが我が家に遊びに来てくれるということで、「何か楽しい仕掛けを!」と意気込んで、事前に100均やコーナンを物色する奥さん。


    大学の芸術学部の当時からずっと持っていた画材や、他の方のブログ等も参考に、紙粘土やガラス絵の具(グラスペイント)を購入し、せっせと製作開始です。


    そして完成したものが、こちら!
    粘土で作った縁日の食べ物たち
    左上から、ソーセージ、焼きとうもろこし、みたらし団子、たこやき、クッキー、ホットケーキです!
    なんという完成度!!
    色の忠実さ、焼き色のつけ方、ニスを塗ってのタレの照り具合、等等、再現度がすごいですね!


    そして、クリーム色と黄緑の画用紙をちょきちょき、紙の箱をコンロの土台に見立て、金と銅の色画用紙で炎を作り、その上に網をのせて、以前に長男のために手作りした机の上にセッティングすると…
    縁日だよ~
    縁日のできあがり!!
    お祭り大好きの奥さんが、家をお祭り会場に変貌させました。


    遊びに来てくれた近所のママさんびっくり!
    その息子さんおおはしゃぎ!
    長男は「いらっしゃいませ~、ごちゅうもんはなにがいいですか~」と得意の店員さん対応。
    ↓盛り上がるお友達(左)と長男(右)
    えんにち、たのしいね~♪
    相当盛り上がりました。
    長時間、縁日セットで遊ぶというわけにはさすがにいきませんでしたが、他の親子が遊びに来ても同じように楽しんでくれるでしょうし、これからも活躍してくれるはずです。


    以前に紹介した、ままごとレンジと冷蔵庫しかり、僕のプロフィールの絵も奥さんが描いたものですし、在宅で仕事になりそうな能力をいくつも秘めていると思ってそれとなく勧めてみるのですが、「売るほどのレベルじゃない」と言われてしまいます。
    僕としては、もったいないな~と思うのですが。
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    [2014/09/08 00:00] 奥さんの作品 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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  • 長男の言葉遊び 留守電編
    どの会社の携帯なのか一般電話なのかはわかりませんが、
    「ただいま、電話に出ることができません。ピーっと鳴りましたら、ご用件をお話ください」
    といった言い回しをする留守電の種類があると思います。


    その言い回しを聞いた長男、こんなことを言います。
    「ただいま、でんわにでることは、いけません!


    …禁止?
    それを聞いて僕が「ちょっと違うよね、本当は何だっけ?」と聞くと、長男今度は
    「ただいま、でんわにでるわけには、いきません!


    …拒否?
    間違って覚えちゃったかな~と僕がアゴにしわをよせるのを見た長男、ニヤリとして


    「ただいま、でんわにでることが、できません」
    …正解、わかってるじゃ~ん!


    支離滅裂ではない、ちゃんとした言葉の使い方でわざと間違えてみせるなんて、なかなかやりますね。
    僕が3歳だった頃より、明らかに高い能力を発揮している気がします。
    親が何かを教えようとしなくても、好きなようにあちこちから吸収して、出力していく長男。
    これからも、長男と楽しみながら、言葉なり歌なり絵なりブロックなり、好きな分野でどんどん上達していってほしいなと願ってやみません。
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    [2014/09/05 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(1) | @
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  • そして父になる
    あるひの、どようび。
    2さいくらいのこどもたちが、ようちえんにあつまって、ちいさなうんどうかいが、ひらかれました。
    みんな、もうすこしおおきくなったら、そのようちえんに、かようつもりのこどもだちです。


    うたったり、おどったり、せんせいがライオンさんやクマさんのおめんをかぶって、げきをやってくれたり、たのしいじかんがすぎていきます。


    つづいては、しょうがいぶつきょうそうです。
    ちいさなかべをまたいだり、あみのしたをくぐったり、さいごにトンネルをぬけたら、せんせいたちが、ゴールでおでむかえです。


    さあ、いよいよ、たろりんくんのばんが、まわってきました。
    スタートのばしょで、ママから「がんばって!」と、こえをかけられて、すこしずつ、すすんでいきます。
    あみをじょうずにくぐれなくて、せんせいにたすけてもらいながら、ようやくトンネルをぬけました。


    しかし、たろりんくん、ゴールとは、ちがうところへ、はしってしまいました。
    せんせいたちが、「こっちだよ~!」とよびかけるこえには、みむきもしません。
    むかったさきには、たろりんくんのしゃしんをとっていた、パパがいたのです。


    ゴールできなかったたろりんくんを、せんせいたちが、
    「パパをみつけちゃったのね~」
    「パパがきてくれて、よかったね~」
    と、はげましてくれます。


    ほかのこどもたちは、はやかったり、おそかったり、それでも、せんせいが、まっているゴールにむかって、はしっていきました。
    ちゃんとゴールできなかったのは、たろりんくんだけでした。
    ママとパパは、きはずかしそうにしていましたが、じつは、パパは、うれしいきもちで、いっぱいなのでした。


    ~~~~~


    長男が2歳のとき、通わせる予定の幼稚園で土曜日にミニ運動会をやるということで、僕と奥さんと3人で参加したのですが、障害物競走で、長男はトンネルをくぐったあと、先生のななめ後ろで写真を撮っていた僕を見つけて、「あ、パパだ~!」と笑顔で突進してきて、僕にしがみつきました。
    別に真剣な競技でもないので、長男はそこでゴールということになりました。
    スタートからその様子を見ていた奥さんは、ただただ恥ずかしかったかも知れません。
    僕も気まずさでいっぱいだったのですが、それ以上に、いや、それ以上どころかその何十倍も嬉しい気持ちでした。


    結婚してすぐ、「子どもがほしいね」なんていう話をしているうちに、2~3ヶ月して、奥さんのお腹に命が宿っていることがわかりました。
    奥さんは体調をよく崩していたり、かたや僕は、生きるエネルギーを周囲に感じさせないような「ゴボウのように細く生きている」雰囲気で人生を送ってきたので、そんなにあれよあれよと子どもが生まれることは予期していませんでした。


    奥さんは、長男をお腹の中で育て、出産の2ヶ月前に2週間ほど入院を余儀なくされたり、出産時の陣痛もとんでもない
    レベルだったり、互いの両親が近くに住んでいないため、ずっと一人で長男の面倒をみたりと、生れる前から母親になっていった感じでした。


    しかし僕は、たしかに奥さんが2週間入院した際に半休や有給をとってちょくちょく見舞ったり、出産時には叫ぶ奥さんの
    手を握ったり背中や腰をさすったりしましたが、でも長男の頭が骨盤を通過できなくて、最後には帝王切開に切り替わり、
    廊下の待合で座っていたら、やがて看護師さんの「おめでとうございます」の声とともに、保育器で縮こまっている長男が登場し、嬉しい半面、長男が奥さんの身体から出てくる模様が直接見られずに、「この子が僕の息子なんだ」と、ややポカンとしたまま1週間後、長男と、母になった奥さんが初めて家に帰ってきたのでした。
    「この子が僕の息子なんだ、かわいいな」と思う一方、何となく父親として実感がわかないまま、長男が1歳になっても、2歳になっても、やはり、ややポカンとしたまま時が過ぎていった気がします。


    しかし、長男が2歳半をすぎて、冒頭で語った出来事が起きたとき、初めて、ある想いが降ってきたのです。
    「僕が、この子の、絶対無二の父親なんだ」と。
    先生たちが呼びかける声や姿よりも先に、そのななめ後ろでぬぼーっと写真を撮っていた僕の姿を見つけて、「あ、パパだ!」と叫んで全力の笑顔と駆け足でしがみついてくれた長男。
    あの瞬間の光景は、今も忘れられません。
    それを機に、僕の気持ちも身体も、100パーセント父親になった気がします。
    全力で、奥さんと、長男と、生きていこうと誓った瞬間でした。


    自分が経験したことで、より強く主張できるのですが、妊娠したときから子どもと共に生きる母親と、その母親と一緒に生活する父親。
    子どもと一緒に過ごす時間の長い母親と、短い父親。(逆の場合もありますが)
    どうしても、子どもに対しての感覚に差が出てしまいます。
    その感覚の差を、夫婦が互いに理解できないと、子育てがとてもしんどいものになってしまうと思います。
    これからお子さんが生まれる方の参考に少しでもなれば幸いです。
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    [2014/09/01 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(0) | @
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