人を育てるもの…千と千尋の神隠し―後編
※ジュンノスケの個人的な感想の話で、解説や評論ではありません。


「千と千尋の神隠し」の話の続きですが、子育ての目線で見ると、「決意と経験こそが人を育てる」というメッセージが強烈に込められていますね。
両親の口ぶりや態度から察するに、千尋に苦手な部分があっても、母親は「あーあ、おとうさんに似ちゃって…」と言い、父親は「お前がちゃんと見てないからだろ」とお互いに転嫁するなど、心のつながりが薄い接し方で育ってきた千尋。
橋を渡って油屋を目の前にしたとき、何をすればいいのか分からず、ただオロオロしていただけの千尋が、「お父さん、お母さん、必ず助けてみせるからね!」と決意しました。
湯婆婆(ゆばーば)の部屋に初めて入るとき、ドアをノックすることさえできなかった千尋が、銭婆(ぜにーば)の家に入るときには、すんなりと無理なく「失礼します」と言えました。
役立たずとののしられて数日、汚れた神様を先頭きって洗い流し、「よくやったよ!」と湯婆婆から手放しで褒められました。
血まみれになって苦しむハクを抱きしめ、母のように包みこみました。
自分が何者かわからず、金に群がる連中を次々呑みこんでいくカオナシに対してまったく異なる価値を気付かせ、結果的に銭婆を手伝う仕事まであっせんしました。


何年かかっても、人によっては一生かかっても巡り逢えない体験を数日で通過していった千尋、ただふて腐れていた女の子が、両親に再会したときには凛とした女性に成長したように見えました。


成長に大事なもの、それは決意にもとづいた経験です。
千尋に決意がなかったら、たとえ油屋で働けたとしても、重要な経験には巡り逢えずに一生両親とは再会できなかったでしょう。


決意した人には、意味のある経験となる出来事が自然と降ってきて、それをどんどん吸収していきます。
決意していない人には、どんな出来事が起きたとしても、反発するか逃げるかして、何も身につきません。


僕は長男に対して、漠然と「勉強しなさい」と言うつもりも、「夢を持ちなさい」と言うつもりもありません。
決意のないところに何かを強制しても、人生の燃料を無駄遣いするだけですし、夢は自発的に描くものだからです。
長男が将来の夢をはっきりと持ったときに、その決意を全面的に後押ししてあげたいと思います。
スポンサーサイト
ランキングへのご協力、よろしくお願いします♪ にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
にほんブログ村 ■kauli■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪   ■忍者admax■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪     ■i-mobile■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪ 貴女の美肌をナビゲート!
[2016/01/31 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(0) | @
  • | このエントリーをはてなブックマークに追加
  • |このエントリーを含むはてなブックマーク
  • かなしみを…千と千尋の神隠し―前編
    先日の記事(ジブリ大好き♪)で「となりのトトロ」のことを書きましたが、長男は12月を中心に「千と千尋の神隠し」も何度となく見ていました。


    5歳の長男にはストーリーの大まかな内容をつかむことさえ難しく、一緒に見ていると、
    「なんで千尋ちゃんは、くるまのなかでねそべってるの?」
    「なんでおとうさんは、あんなにあぶない車のうんてんをするの?」
    「テーマパークのざんがいってなあに?」
    「なんでおいしい料理がいっぱいあるのに、人がだれもいないの?」
    「なんでおとうさんとおかあさんはブタになっちゃったの?」
    「なんで橋のうえで息をしてはいけないの?」
    などと、冒頭からなぜなぜを連発するのですが、それでも、
    ・長男の大好きなエレベーターが登場し、しかもボタンがなくレバーを引くことで扉が閉まって上下に移動したりする魅惑の仕様に興奮
    ・再登場したまっくろくろすけに興奮
    ・僕がカオナシの真似をして「あぅ~、あぅ~」と言うと大笑い
    ・薬湯で洗われた神様がささやいた「よきかな~」がお気に入りワードに
    ・エンディング曲「いつも何度でも」が大好きで、日頃しょっちゅう歌っている
    など、食いつける場面がところどころ登場することで、なんとか最後まで見られている、という段階です。


    長男が言ったことでいちばん面白いと思ったのが、冒頭で「千と千尋の神隠し」とタイトルが出るときに流れている曲

    「あの夏へ」というタイトルなのですが、長男はこの曲を鼻歌で歌いながら、
    「この曲はね『かなしみをそだてて』っていう名前なんだよ」
    と言ったのです。
    引越しのために学校の友達とお別れをし、おそらく一人っ子で、両親も他人の心情にはうとい感じで、孤独の海であえいでいる千尋の心をなぞったような曲に対して「かなしみをそだてて」という曲名をつける長男、もう僕の発想力なんて遠く及ばない気がします。


    次回も、千と千尋の神隠しの記事を書きます。
    ※youtubeは他の方の動画を拝借していますので、いつか削除されていたらゴメンナサイ
    ランキングへのご協力、よろしくお願いします♪ にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
    にほんブログ村 ■kauli■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪   ■忍者admax■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪     ■i-mobile■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪ 貴女の美肌をナビゲート!
    [2016/01/24 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(0) | @
  • | このエントリーをはてなブックマークに追加
  • |このエントリーを含むはてなブックマーク
  • 最近の長男のブロック作品
    長男のブロック作品を3連発で紹介します。
    ぐらぐら1
    何度か壊れて泣いたみたいですが、それでも作り上げました。
    階段・エスカレーター・エレベーター、昇降3種の神器がそろったビルらしいです。


    ぐらぐら2
    「千と千尋の神隠し」の湯屋らしいです。
    手前はエレベーターです。
    あまりにグラグラしすぎて、長男の両手だけで上の平面が設置できなかったので、上の平面をくっつける作業だけ僕が手伝いました。
    これだけ難易度の高い作品に向かわせる長男の思いは、一体どんなものなのでしょう。


    柱は裏返して
    上の2作品は細かいブロックを使っていますが、大きいブロックで柱を作るとき、長男は上部となる平面を下にして柱を組み立てます。
    ひっくり返したときに柱の高さが同じになるのかを目で測る長男のまなざしは、プロの建築家のように真剣そのものです。


    おもちゃであふれ返る家もある中、長男の遊び道具はほぼブロックのみで補完できています。
    ブロックと多少の絵本とジブリが何作品か見られて電子ピアノが弾けていれば、満足の1日が過ぎていくようです。
    安上がりで助かりますし、1つのものでどう遊べるかを追求する姿勢は、将来大いに役立つと思います。
    これからがますます楽しみです♪

    ランキングへのご協力、よろしくお願いします♪ にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
    にほんブログ村 ■kauli■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪   ■忍者admax■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪     ■i-mobile■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪ 貴女の美肌をナビゲート!
    [2016/01/17 00:00] 長男の作品 | トラックバック(0) | コメント(0) | @
  • | このエントリーをはてなブックマークに追加
  • |このエントリーを含むはてなブックマーク
  • 甥が生まれました
    2014年11月に義理の妹が結婚した記事をアップしましたが(義妹の結婚式)、義妹さんが2015年の暮れに、男の子を出産しました。


    僕と奥さんもそうでしたが、双方の両親とは離れた場所に住んでいるため、身の回りのサポートをほとんど受けることなく、夫婦二人でお腹の赤ちゃんと会えるのを待ち望んでいました。


    まだ写真でしか会えていませんが、キリリとした男前に見えます。


    生まれて数日後に、奥さんのお母さんが義妹の家に行って家事を手伝ったそうです。
    そこで、取り込んだ布団を小さいテーブルに引っ掛けて、テーブルをダーン!と倒したところに赤ちゃんが!!
    頭部直撃までものの数センチの差で、結果テーブルは頭部に触れることはなかったそうですが、その場面を見ていない僕でさえ、血の気が引く思いでした。
    そこで定められたのは、この赤ちゃんは生きる運命を明確に与えられた、ということです。
    見た目に赤ちゃんが何かをしたわけではないのですが、万が一に誤って曲がってしまう道を、この子は曲がらなかった、ということです。


    年始に奥さんの実家で新年の集まりをしました。
    義妹の家族は退院して数日なので集まれませんでした。
    奥さんのご両親・奥さんの兄夫婦とその長男次男・そして奥さんと僕と長男。
    3歳~7歳の男の子3人でじゅうぶんに賑やかでしたが、来年の年始にはそこに義妹の夫婦と長男の3人が加わって、さらに盛り上がることでしょう。
    3人のきょうだいが無事に結婚、そして子どもをもうけることとなり、4人の祖父・祖母となったお義父さんお義母さん、気をもむことも多いでしょうが、満たされた面も多分にあることと思います。


    義妹さん、ご主人、子育て大変ですが、頑張りましょうね!
    ランキングへのご協力、よろしくお願いします♪ にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
    にほんブログ村 ■kauli■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪   ■忍者admax■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪     ■i-mobile■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪ 貴女の美肌をナビゲート!
    [2016/01/12 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(0) | @
  • | このエントリーをはてなブックマークに追加
  • |このエントリーを含むはてなブックマーク
  • ジブリ大好き♪
    長男が大きくなってセリフが理解できるようになったら見せてあげよう、ということで奥さんが以前から、金曜ロードショーのジブリ作品をいくつか録画していました。
    当初は長男も言語的にまだまだで、歌が流れると一緒に歌うのですが、歌以外は興味がなく、テレビから離れてブロック作りに精を出し、歌が聞こえてはテレビの前に戻りを繰り返す状態でした。


    しかし最近、ようやく「となりのトトロ」や「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」あたりの作品に見入るようになってきました。
    セリフもどんどん覚えていって、とつぜん
    「みなみまちのマーシャ、ハウルにしんぞうとられちゃったみたい」
    とぶつぶつ口にしたり、
    長男が部屋をうろうろ歩いているときに、犬のぷりんす君が長男を追いかけてくると、
    「ついてくるんじゃないよぉ~!」
    と、ソフィーおばあちゃんがカカシに言ったセリフをそのまま引用したり、言葉が理解できてくると、こうもグイグイ物語に入っていけるのかと驚きを隠せません。


    とりわけ、となりのトトロは毎日のように見てもまったく飽きないらしく、もう20回30回は見たでしょうか。
    僕と長男が一緒にお風呂に入ったときに、どんなお話なのかを聞かせてくれます。


    みんなでくるまにのって、さつきちゃんが、「おとうさんキャラメル」っていってキャラメルをあげるの。すると、おとうさんが「くたびれたかい?」っていうの。おとうさんが、くるまをとめて「くさかべです~!ひっこしてきました~!」っていうの。(お父さんの真似、だいぶ上手)さつきちゃんとめいちゃんが、くるまからおりて、はしらをもったら、うえから、きがぽろぽろおちてきて「ボロー!」っていうの。めいちゃんが、ふざけてたら、おとうさんが「こらこら、あまどがあけられないじゃないか」っていうの。かってぐちのドアをあけたら、サァーーーーって、まっくろくろすけがでてくるの。さつきちゃんとめいちゃんが「まっくろくろすけでておいでー!でないとめだまをはきくるぞー!(ほじくるぞー!の間違い)」っていうの。めいちゃんがパン!って、まっくろくろすけをつかまえて、はしりまわったら、おばあちゃんにぶつかって、おばあちゃんが「げんきなこだねぇ」っていうの。(おばあちゃんの真似も上手)かんたくんが、さつきちゃんのおうちにきて、「んー!んー!」って、なんかいも、なんかいもいって、「やーい、おまえんち、おばけやーしきー!」っていうの。おとうさんと、さつきちゃんと、めいちゃんが、おふろにはいってたら、おとうさんが「あっはっはっはー!」ってわらうの。そうしたら、まっくろくろすけが「はな!はな!」っていって、おそらにのぼっていっちゃうの。おしまい!





    …トトロ、出てこないじゃん!


    冒頭に意識を集中させ過ぎていたみたいですね…
    それはさておき、僕が休みの日に長男と一緒にトトロを何回か見たのですが、人生39年、父親歴5年の今になって、トトロってこんなにも面白いのか!と思っています。
    長男が生まれる前は、めいちゃんの暴走に対して「小生意気な!」と毒づいていたのですが、5歳の長男を持ち、幼稚園の出来事を色々聞いていると、お母さんが心底大好きで姉のさつきちゃんに追いつきたいと背伸びをする年頃であることを考えると、決して特別なことをしたわけではないのだな、と理解できるようになりました。


    トトロやネコバスやまっくろくろすけの可愛さ、子どもとだけニアミスして好奇心の触媒になる不可思議さ、あれだけの短時間で登場人物がどんな性格をしているのかを伝えられる設定の巧みさ、今の日本にどれくらい残っているのかという原風景、緊急を伝える方法が電報しかない時代性、子どもを全力で信じてそっと成長を見守る親の愛情、自分の家族のように一丸となって行方の知れない子を探すコミュニティの温かさ、パソコンやゲームはおろかテレビすらない暮らしでも笑顔があふれる家庭、最後にネコバスと別れるときネコバスの行き先に「す」(巣)と表示してある等等のきめ細かい面白み、その他、山ほどの魅力が散りばめられていますね。
    今後時代が変遷するにつれ、さらに輝きを増していく作品ではないでしょうか。


    登場人物の心情だとか、話の細かい流れを把握することはまだまだで、それは成長とともに(39歳になって今さら気づくことも多々あるくらいですからね)といったところですが、素敵な作品を何度も何度も見て、感じたことを僕や奥さんに話したり、ブロックとして形づくったり、絵に転じてみせたりしながら、心が育まれていってほしいなと思います。


    そんなある日、長男が
    「あたらしいジブリのおはなしができたよ」
    と言うから、
    「どんなお話ができたの?」
    と聞いてみると、
    「『さつこちゃんとめいちゃんのかみうらかくし』だよ」


    …さつこちゃんて、さつきちゃんじゃないの?
    「トトロ」と「千と千尋」が混ざってるし
    神裏隠しって、本気で隠してるね…
    なんていう、つっこみどころ満載のタイトルを表明してくれました。
    ランキングへのご協力、よろしくお願いします♪ にほんブログ村 小説ブログ 童話・児童小説へ
    にほんブログ村 ■kauli■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪   ■忍者admax■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪     ■i-mobile■ クリックするだけで収益に! ポチして下さっている皆さん、いつもありがとうございます♪ 貴女の美肌をナビゲート!
    [2016/01/06 00:00] 子育て | トラックバック(0) | コメント(1) | @
  • | このエントリーをはてなブックマークに追加
  • |このエントリーを含むはてなブックマーク
  • | ホーム |

    フリーエリアC

    ジュンノスケが時々つぶやきます。よかったらフォローして下さい! ★忍者Admax★ クリックするだけで収益になるサービスです。 クリックして下さっている方、ありがとうございます♪

    リンク

    このブログをリンクに追加する

    フリーエリアD

    検索フォーム

    RSSリンクの表示

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード

    QR